日々雑感 1401

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夏期講習が始まりました。
今週は「高3共通テスト国語」の講座のみで、私の担当です。

人数が多いので、2クラスに分割して、同じ授業を2回やっています。
録画したうえで、片方を映像授業にしようかとも思ったのですが、
基本的に対面授業の方が効果が高いと思っているので、
運営上は不効率なように見えるかもしれませんが2クラスとも対面授業で行なっています。

何はともあれ、夏期講習が始まったわけです。
そして、例年通り緊張しています。

はじめて私の授業を受ける生徒もいるし、
通常授業とは違った空気もあるので、まあ、緊張するわけです。

20年以上、この業界で授業をやっているんですが、
講習の授業というのは緊張します。

緊張するのは講習だけかというと、そういうわけでもなく、
いわゆる「授業」というものを、しかも対面の集団授業というものをする際は、
どんな場合でも緊張します。

慣れない。

向いていないんです。
ほんとに。

ちょっと想像してみてほしいんですけど、
30人ぐらいの人の前で、全員に分かるようにある事柄について説明するって、緊張せずにできます?

30人の目が自分の方を向いているんですよ。
それだけでも嫌な汗が流れませんか?

そういう場が好きな人もいるでしょうし、
そういう人のことを素直に尊敬します。

私の場合、ほんと、めちゃくちゃ苦手です。
注目を浴びるっていうことが、しんどい。

それでも何とか授業ができるのは、
それなりの経験を積んできたからだと思います。

緊張しながらでも、嫌な汗をかきながらでも、
こう伝えれば分かってもらえるんじゃないかということが感覚的に分かるから、何となくできる。

講習の期間中、ほぼ毎日、嫌な夢を見ます。
昨夜も見ました。
授業中、受講している生徒全員が騒ぎ出す夢です。

私が「うるさ〜〜〜〜〜いっ!」って怒鳴っても、
みんな好き勝手なことを大声で話し続けるんです。

夜中の2時ぐらいに、汗びっしょりになって目が覚めます。
こうしたことが講習中、ずっと続くんですよね。

それでも教壇に立ち続けるのは、
自分が緊張しながらも教壇に立ち続けることで、何か教えられるんじゃないかと思うから。

今日も何かを伝えるために、恐怖に駆られながら、教室という戦場に向かいます。

あれ?
なんかカッコいいこと、言ったような気がする。

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