うぃ〜っす。
大学受験フォーラムAIMの谷口裕亮です。
昨日の土曜日(7日)と今日の日曜日(8日)は、絶好の行楽日和ですね。
皆さんはどこかお出かけですかね?
行動規制が解除されたゴールデンウィークの最後の土曜日と日曜日。
晴れてよかったですね。
まあ、僕は相変わらず仕事なわけで、
昨日も今日も、晩に授業もあります。
ふつう仕事をしていての好天なら、『くそ〜っ』ってなるんでしょうけど、
仕事をしていても、雨より好天の方が嬉しいんですよね。
好天だからどっか行くか!じゃなくて、
好天だから仕事頑張ろっか!ってなる。
はい、完全なワーカホリックです。
趣味は仕事ですっ!って堂々と言えちゃうぐらい。
間違いなく現代社会の風潮とは逆行するメンタリティで仕事を捉えているわけですが、
それってダメなことなんでしょうか?
もちろん身体を壊すほど、またメンタルを病むほど
仕事に没頭することは避けなければならないとは思いますけど。
でも、楽しみながら仕事をするならどうでしょう?
みんなが休みの日でも、ああ今日も仕事があってよかったって思えるのも幸せな気がします。
でね、仕事は、まあ楽しいんですけど、
こんなことをプロして言うのはどうかとも思うんですけど、授業は楽しくない。
これ、ずっと言ってることなんですけど、
授業って、ほんと苦手なんです。
得意なことといえば、狭い2本の棒の間にボールを通すことぐらいで、
そんなことをする機会は一生に数回もない。
逆に苦手なことは、数え切れないぐらいあるんですが、
たぶん授業が最高峰です。
授業って人前で喋らなくっちゃなりませんよね。
もうね、実はこれが苦手で苦手で仕方ないんです。
授業の始まる20分前から、頻脈になるし、
不整脈も頻発します。
それぐらい緊張するんですよね。
ほんと、向いてないです。
AIMは120分授業(つまり2時間の授業)なんですけど、
授業の準備段階(つまり予習段階)で、
雑談も含めて分刻み、秒刻みで喋ることを覚えておかないと、
安心して授業に入れないんです。
しかも、ひとつの設問解説だけでも最低7パターンぐらいは準備しておかないと
安心できない。
パターンAで解説していて、なんか受講者の頭に入っていってない気がすると感じたら、
途中からパターンCとかパターンFとかに変更。
しかもその分、時間が押してきますから、
次の設問の解説も、もともとはパターンAで行こうと思ってたけど
パターンDで簡潔に説明しないと間に合わないとかね。
そうやって、設問ごとに調整しながら授業をやっていくわけです。
授業までに7回ぐらい頭の中で予行演習をやるんですけど、
実際の授業になると、生徒の反応も見ながら臨機応変に対応する必要があります。
そういうこともしなくちゃならないと考えると、授業までに、すでにヘトヘトになってる感じです。
ほんと、狭い2本の棒の間にボールを通すだけでいいなら どんだけ楽か、って思う。
得意なことを仕事にできない不幸。
授業の20分前から、『もしも失敗したらどうしよう』という不安が増大し、
不整脈も同時に増大するわけ。
これまでおそらく数千回の授業を行なってきているはずですが、
ほんと、いまだに慣れない。
安心して授業に入れない。
じゃあ、仕事の何が楽しいの?
って思われるんですけど、授業のプリントを作ったり、
各種の案内書を作ったり、来年の事業計画を立てたり、生徒と面談したり。
そう、黙々とやる仕事は楽しいんです。
生徒との面談は喋るわけですが、1対1で喋るのはあんまり苦にならないんですよね。
しかも生徒と横並びで面談するので、目が合う心配もないですし。
とにかく集団の前で、特に「分かりやすい授業をしなかったら許さんぞ!」って目で見てくる集団の前で喋るのが苦手なわけで。
しかも生徒と目が合ったら、『うわっ、キモッ! 谷口と目が合った』って思われたんじゃないかと考えてしまうので、なるべく後ろの壁を見ながら授業をします。
まあAIMの塾生がそんな目で見ていないことは分かってるんですが、
なんというか、そういう強迫観念に駆られてしまうんです。
ほんと、疲れる。
でね、ときどき、秒単位で授業がうまく進行していくときがあるんです。
授業で喋りながら、頭の中で『開始から32分45秒!ドンピシャの通過タイム!わ〜い!』」って考えちゃうんです。
先週やった全ての授業が、奇跡的にそんな感じでした。
火曜日の最高レベル国語では授業開始から75分経過時点で2分遅れだったので、
頭の中で『たぶん2分15秒ぐらい終了が遅れるな〜』って思ったら、もうね、ドンピシャで2分15秒遅れた。
水曜日の私大KT国語では、その日は授業後に配布物がたくさんあったので終了時間の3分前に解説を終えようと思ったら、ちょうど3分前に終わった。
しかも解説している途中、『この説明をしているということは、たぶん20時54分だな』と思って腕時計を見たら20時54分だったし、精密機械のような通過時刻だった。
土曜日の高2基礎国語講義でも、通過時間、終了時間、どちらにおいても10秒もズレてなかったと思う。
しかも疲れてそうな生徒が複数いたので、ときどき生徒を当てるという、
パターンGぐらいのやり方も間に挟みながらの解説に切り替えたりしたんです。
それでも時間的には完璧に予定どおりの進行でした。
これほど時間的にうまく行くことが連続することはないので、どの授業でも解説が終わった瞬間『ドヤっ!』って顔をしていたんですけど、まあ、誰も分かんないですよね。
授業中は、頭の中では喋っていることと違うことを考えるっていう、
かなり変態的なことをしているわけですが、それだけに授業終了後はグンニャリです。
毎回、こんな感じで授業をやってるわけですが、
そりゃ〜ストレスフルですよね。
でもこういうスタイルですから仕方ないです。
今日もこれから、こんな変態的な感じの授業を1本こなします。
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