大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
今日は8月12日。
担当している夏期講習の「高2国語演習」の最終日です。
4日間の講座で
現代文を2日、古文を2日扱う講座で、
もちろん答案の「添削」もバッチリやります。
ここ最近、
実感していることなんですが、
難解な文章についての高校生の読解力は
確実に落ちているように思います。
にもかかわらず、
・共通テスト
・国公立二次
・難関私大
の入試国語問題の文章レベルが下がっているわけではありません。
国語の受験勉強をやり始めた時点で、
読解力が まだまだの生徒の「読解力」を上げるのは
正直に言って、かなり時間がかかります。
高2対象の模擬試験の国語(現代文)では
それほど難解な文章が出るわけではないので、
高2あたりでは『「国語(現代文)が出来る』と
自分自身では認識している生徒も多いですが、
そう思っているために国語(現代文)の勉強はほとんどせずに
高3を迎えると、
国語(現代文)が出来なくなっていくという
パターンが最近は非常に多いように思います。
今年度の「高2国語演習」の受講者も、
最近の高2生の実情と同じく、
難解な文章の読解は苦手です。
難解な文章でも設問の答えは出せるということを
現代文の回では徹底的に刷り込んだのですが、
2学期が始まっても こうした訓練を積むことができるかどうか。
たいてい「国語なんて勉強しなくても大丈夫」と思ってしまうものです。
でも、逆に「国語」こそ指導者に付いて、
しっかりと勉強する必要があると思います。
なんか「授業を受けろ!」って強制しているように感じられるかもしれませんが、
いや、実際に強制したいぐらいなんです。
ベネッセの進研模試レベルで、
高2の段階で国語の偏差値が55〜60ぐらいの生徒が
実はいちばん怖いです。
そこそこ出来ているように感じてしまうので
国語の受験勉強をやらず、
高3を迎えてしまって
ガタガタと崩れてしまう可能性があるからです。
高2の段階で国語の偏差値が55以下の生徒については、
志望校にもよりますが、
もうね、縄をつけてでも授業を受けさせたいです。
高2の段階で国語の偏差値が75〜80ぐらいの生徒は、
この成績を高3になってもキープできるように
なるべくなら授業を受けてほしいです。
けっきょく「授業を受けろ!」ってことなんですが、
たぶん「受講して損した〜」っていうレベルの授業はやっていませんので、
安心して授業を受けてください。
今年の夏期講習を受講している高2生については、
偏差値55〜60の生徒がほとんどで、
志望校から考えても
最も国語を頑張っていかなくてはならない学力層です。
今日はその講座も最終日。
ほんとに良い子たちばかりなので、
最終日も頑張って受講者たちの「国語」に対する意識を高めたいです。
ちなみに、
しゃっくりは止まりません。
ずっと睡眠時間が極端に少ないので
寝不足で身体はヘロヘロなんですが、
それでも頑張りがいのある受講者に恵まれて
やる気だけで なんとか持っている感じです。
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