雑感 277

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日(9月5日)から
AIMの2学期通常授業開始です。

今日は木曜日。
木曜日、私は「高1基礎国語講義」の授業があるんですが、
この授業だけは1週遅れの9月12日のスタートとなります。

ちなみに、
2学期通常授業の受講者、
募集は継続しています。

授業見学も可能ですので、
特に高1・高2の皆さんで受講をお考えの皆さんは
ぜひホームページの「問い合わせ」フォームからお問い合わせください。
問い合わせをいただければ、
私の方で個別で説明をさせていただきます。

今日、初めてこのブログを目にする方もおられると思いますので、
大学受験フォーラムAIMの代表者である私の自己紹介から。

名前は「谷口裕亮(たにぐちひろあき)」。
名前の漢字の全てに「口」の字が入っています。
高校の時に体育の先生に指摘されるまで気づかなかった。

そんな口々した名前なので、
いかにも喋りが得意そうに感じられるかもしれませんが、
基本的に人前で、特に多人数の前で喋るのは苦手です。

私は大学時代、
アルバイト講師として
浜学園で国語を教えていたのですが、
その頃からずっと「集団授業」しか担当したことがありません。

多人数の前で喋るのが苦手なのに
どうして「集団授業」ができるのか?
その秘密は
1)授業中、受講者と目を合わせない
2)授業で話すことを分刻みで決めて授業に臨む
という2点に集約されます。

浜学園時代、
講師研修のたびに「生徒と目を合わせろ!」って𠮟られ続けたんですが、
そんなことができるはずもなく、
でもお金が必要だったので
生徒アンケートで高い評価を得る必要があり、
たどりついた結論が、
生徒と目を合わせなくても大丈夫な授業をする。

生徒の方は見ていないんだけど、
なんか空気とか雰囲気で
誰が集中していなくて
誰が居眠りしているかが、
あんまり生徒の方を見なくても分かるという、
一般的には何の役にも立たない能力を身に付けた。

人類の進化を体現。

あと、
授業の予習をするときに
分刻みで話すことを決め、
それを覚え込んで授業をする。
ひとつの設問の解説を7パターンぐらい準備し、
そのうちのどのパターンで解説するかは
授業中の生徒の反応を感じながら決めるという、
超絶技巧を駆使した授業を行なっています。

だから授業中に私が頭の中で考えていることは、
「あっ、いま〇〇くんが寝落ちした」
「問三の解説はBパターンで行こう」
「問四の解説はFパターンで行くけど時間が押すので問五の解説はAパターンで行こう」
とか、そういうことばかりです。

授業で話ながら
頭の中では違うことを考えているわけで、
日常生活ではこんなことはできないんですが、
授業となると防衛本能からか
こういうことができてしまうんです。

あと、自分でもちょっと怖いんですが、
授業で話しているとき、
頭の中では5分ぐらい先の授業をやっているんですよね。

・授業で解説しながら受講者の空気を感じ取る
・受講者の様子を見ながら解説のパターンを臨機応変に変えていく
・頭の中では5分先の授業が行なわれている

人間に そんなことができるのか?
って思われるかもしれませんが、
私は「授業」という場においてだけ、
こういうことができる体になってしまいました。

喜んでいいのか
悲しんでいいのか
分からない事態ですが、
いまのところ「授業」はうまくできているので、
それで良しと考えています。

多人数の前で喋るのが苦手であるために
特殊な進化を遂げた人間、
それが私です。

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