大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
昨年度まではAIMの高1の指導教科は
・英語、数学
だったんですが、今年度から
・英語、数学、国語
となりました。
そう、「国語」を開講したんですね。
講座名は「高1基礎国語演習」です。
毎週木曜日に授業をしているんですが、
英語や数学は学力別2クラス編成なのに対して
国語は1クラス編成。
共通テストだけで国語が必要な方、
国公立二次試験でも国語が必要な方、
私立文系志望で国語が必要な方、
どなたにも対応しています。
高1から大学入試の過去問題を使いながら
現代文と古文の文章と設問へのアプローチ法を教えます。
でね、
国語って英語や数学に比べると
モブキャラ的な教科なんですけど
AIMでは「国語」の受講者も多いです。
入塾の段階で
受験で「国語」が必要な皆さんには
国語の受講も お勧めしているから。
国語、特に「現代文」。
多くの方が
・勉強してもしなくても同じ
って考えていると思います。
現代文と古文を比べると、
古文の方に勉強の必要性を感じる方が多いです。
古文単語や古文文法の暗記をしなくてはならない点において
英語学習との共通性を見出し、
・古文は勉強しないといけない
と考える方が多いからだと思います。
だから現役高校生対象の
大手予備校や大手学習塾では
国語の講座では
・現代文
・古文(+漢文)
と分けて開講しているところが多く、
そして「古文(+漢文)」だけを受講する人が多くなります。
AIMでは高1・高2のうちは1つの講座で
現代文と古文を隔週で扱う形になっているのですが、
高3になると1つの講座で
毎週 現代文1題と古文1題を扱う形になります。
つまり「国語」を受講する限り、
現代文が付いてくるということです。
理由は、
現代文にもしっかりとした受験対策が必要だと考えているからです。
現代文には大枠では
① 記号選択
② 記述(例えば「80字以内で説明せよ」など)
という2つのタイプの設問があります。
難解な評論文を正確に読解できるようになることはもちろん、
設問に対応する力を付けることも必要です。
① 記号選択
基本的には「直感」でも答えは出せます。
選択肢の中の1つが必ず正解なわけですから、
選択肢が5個あれば、20分の1の確率で正解できるわけです。
入試当日には制限時間が設けられている中で
ある程度の「直感」を働かせる必要があります。
しかし「正しく」直感を働かせるためには
やはり訓練が必要で、
その訓練とは「選択肢を落とす訓練」です。
正解になりえない選択肢について、
それがどうして正解でないのかを
自分でも言語化できるようにするための訓練。
この「選択肢を落とす訓練」を積めば、
正解でない選択肢を確実に落とせるようになり、
結果、確信を持って正解の選択肢を選べるようになります。
訓練を積んでいけば、
入試当日の制限時間が厳しい中でも
素早く不正解の選択肢の中のキズに気づくことができ、
・これが正解になるはず
と思える選択肢に正しく至ることができるようになります。
この「これが正解になるはず」という「直感」を
正しく働かせらるようになるということです。
だから私の授業では
記号選択の設問を解説するとき、
正解の選択肢がなぜ正解になるのかを説明するだけでなく、
不正解の選択肢がなぜ不正解になるのかの説明も
詳しくします。
受講者にも、予習段階で
・不正解だと思う根拠を言語化してくるように
と要求しています。
② 記述
おそらく多くの方が
例えば
・80字以内で傍線部を説明せよ。
という設問の答えなんて幾つも考えられると思っているでしょう。
でもね、
こうした記述問題でも、
大学側が「こういう内容で書いてほしい」と考えていることがあり、
答えをある一定の方向に導くようにするための仕掛けが施されています。
そうしないと客観的な採点ができなくなります。
もちろん本文に即して答えを書く必要があるので、
本文の正確な読解ができる必要はあります。
傍線部があり、その傍線についての設問をしっかり見ると、
・大学側がそこに傍線を引っぱった意味
・大学側が書いてほしいと考えている内容
が見えてくるものです。
私は自分で記述問題を解くときに
それを考えながら解いています。
そして授業では
生徒にもそういっったことを考えて答えを作るように指導しています。
こう考えると、現代文の記述問題というのは、
数学の証明問題を解くときと同じ頭の働かせ方をしていることが分かります。
つまり現代文の記述問題に正しく対応するためには、
数学の証明問題を解けるようにするのと
同じような訓練が必要だということになります。
・現代文の記述問題は「数学」みたいにスッキリした答えがないから嫌い
という意見をときどき聞きますが、
・いやいや、セニョリータ、スッキリした答えはあるんだよ
と言いたい。
同時に、
・セニョリータって何?
とも言いたい。
現代文にも訓練が必要だということがお分かりいただけたと思います。
ということで、
全国の高1・高2の皆さん、
AIMで「大学受験国語」の真髄を感じとってほしい。
AIMにダッシュ!
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ちなみに
AIMの「高1基礎国語演習」の授業、
来週は京大の古文、再来週は東大の現代文の問題を扱います。
全米が泣くレベルの授業を展開できると思います。
ただし日本語を理解できたら、という条件付きですが。
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