大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
今回の記事、雑感「317」。
おおっ!
3月17日、僕の誕生日ではないか!
めでたい。
まだまだ先だけど。
ってことで、
今から宣伝しとくけど、
僕の誕生日、3月17日だかんね。
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私立大学のいわゆる公募制の推薦入試が近づき、
そして国公立大学のいわゆるAO入試や推薦入試の出願が近づいている時期です。
また指定校推薦の面接なども近づいています。
考えてみたら、
共通テスト後よりも
今の方が指導者は忙しいんじゃないか?
志望理由書のチェックとか、
面接の練習とか、
推薦入試の過去問題の出来のチェックとか。
もちろんこういったAO系や推薦系の入試を受験しない人、
指定校推薦を取っていない人の
ふだんの学習指導もあるわけで。
この普段の指導も
共通テストが近づいているために
一人ひとりのマーク模試の成績を把握し、
これからの戦略を立てたり、
出願校の相談に乗ったり、
まあ、やることは山ほどあるわけで。
で、この時期によくある質問。
・先生、自分の成績で入試に間に合うんでしょうか?
いや、ほんと、よくあるんですよ、この質問。
昨年から
授業を通じて、
・この手の質問を絶対に持って来ないで
と頻繁に言っているので、さすがに少なくはなっていますが、
それでもゼロじゃない。
気持ちは分かるんです。
不安感から持ってきているのも分かります。
でもね、この質問が出る時点で負けなんです。
・先生、自分の成績で入試に間に合うんでしょうか?
それって「間に合わないかも」って思ってるわけですよね。
で、「間に合うよ」っていう答えを期待されているわけですよね。
でもね、間に合わないものは間に合わないんです。
睡眠時間を3時間にしても間に合わないかもしれないんです。
たぶん合格したいんですよね。
なら、こんな質問を持ってくる時間があれば
勉強をすればいいだけですよね。
そして合格したいなら
間に合わせるしかないんですよね。
いま模試でA判定が取れていても
合格できるという保証はないのに、
指導者の立場としてE判定の人に
「ぜんぜん間に合うよ」って言うのは、
それこそ本人にも、
そして親御さんにも失礼だと思うんですよ。
・そうなるまでに勉強させるのが塾の仕事なのでは?
こういう反論も予想できますが、
それまでも、
・これだけのことをこの学期中にやっておかないと合格は覚束ないよ
と言い続けてきて、
それを指示どおりに生徒がやったうえで
それでも間に合わなくなってしまっているのなら
僕もとことん反省します。
でも
やるべきことをやらず、
それで今になって
・先生、自分の成績で入試に間に合うんでしょうか?
って言われてもね・・・・・・。
間に合わなくしてしまった自分を反省するところから
始めてもらうしかないじゃないですか。
それで睡眠時間を削って猛烈に勉強して、
合格できれば、それで良し。
もちろん猛烈にやったからって
合格を勝ち取れるかどうかは分からないんですよ。
自分では間に合ったと思っていても
実際には間に合ってないかもしれない。
でも現役生なんて
ほとんど全員が第一志望校については
間に合うか間に合わないかのギリギリのところで
頑張ってるんじゃないんでしょうか。
いまの高2・高1の皆さんには今から言っておきますが、
塾にできることは
何とか第一志望に合格できるだけの学力を
身につけてあげることなんです。
AIMでは
そのための学習指示を
僕が面談のたびに出しているわけです。
それをしっかりとこなしてくれない人に
どの口が「間に合うよ、ぜんぜん大丈夫だよ」って言えるのか。
まして現役生で
間に合わないぐらいが普通の子たちに対してです。
AIMでは
模試で第一志望校については
ずっとE判定しか取ったことのない塾生も
結果的に第一志望校に合格されています。
しかしこれには前提があって、
やはりしっかりと学習指示を守り
どれだけキツくてもそれをしっかりと守ってやってきた塾生たちに限ります。
いまの高1・高2の皆さんは、
高3になったら全員が
何度かは「間に合わないかも」っていう不安感に苛まれることになるでしょう。
そんな時に、
・合格したいんだから間に合わせるしかないじゃん!
と思えるかどうか、
しかも時間的な制約がある中で
それでも睡眠時間を削れば間に合わせられるかもと思えるところまで
成績を持っていってもらっておく必要はあります。
厳しいようですが、
大学入試というのは、そういうものです。
少子化の影響で
大学入試は楽になってきているという声をよく聞きますが、
皆さんが志望している大学においては
そんなこと、まったくないですよ。
ましてや皆さんの今の成績から考えたら、
そんな楽な入試になるはずがないんです。
何とかなるでしょ、って今は思っていても
ほとんどの場合は なんともならないんです。
このことを心に留めておいてほしいと思います。
部活が忙しい方、
部活をやめろとは言いませんが、
第一志望に合格したいなら
勉強の面での妥協だけは してはいけないんですよ。
でないと、
引退まで部活を頑張って、
黄金の部活ライフを送れたと思っても、
大学入試で全滅だったときに、
その黄金が、ウンコ色に見えてきますよ。
念のために言っておきますが、
例えば高校野球で甲子園に出て
全国ベスト4まで進んで
そんで慶應大学にスポーツ推薦で進学する、
それを目指している高校生の話でなく、
ふつうに部活もやりながら、
目指している
偏差値の高い第一志望の大学があるという高校生に向けての話です。
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