雑感 333

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日で10月も終りですね。
いや〜、ほんと早いです。
この仕事、
つまり毎年 大学受験生を指導する仕事、
これをしていると
「入試、まだ来るな!」
という意識が強くなるためか、
一般的な人よりも1年が早く感じられるのではないか、
そんな気がしています。

特に10月ぐらいから
月日が経つのが極度に早く感じられ、
年が明けると
共通テスト→私大一般選抜→国公立大二次試験
と塾生たちの入試の連続となりますので、
1月とか2月なんて、
ほんとは合わせて59日あるんですが、
10日ぐらいにしか感じられません。
時間が6倍ぐらいのスピードに感じられます。

ってことは、
犬の1年は人間の6年ぐらいって説がありますので、
特に1月や2月、
私は「犬」です。

これから私はどんどん犬化していくわけで、
実際、1月とか2月、
仕事がめちゃくちゃ忙しいときには
事務室で犬語で叫んでいることもあります。

ってことで、
ヤバい時期にこれから入っていくわけですが、
今年度のAIMの高3生、
つまり27期生ってことですが、
例年通り
指定校推薦での進学を決めておられる方も何人かいます。
指定校推薦の場合、
・大学に提出する志望理由書
・面接(+小論文)
で最終的な合格が決まる場合がほとんどです。

そして私は国語の担当ということもあり、
大学に提出する志望理由書の作成のお手伝いをするわけですが、
これについてはほとんどの方がすでに提出できる状態です。

で、今月(10月)から面接練習や、
小論文が必要な方には小論文の対策を行なっています。
小論文は過去問題や予想問題をやってもらって添削。
そして解説しながら返却。
まあ、私、こう見えて
小論文指導のプロでもありますから、
ここは特に苦には ならないわけですね。

問題は面接練習です。
とりあえず「想定問答集」」を
一人一人と作っていくわけですが、
大学によっては
・1分間で自己アピールしてください
という質問をしてくる大学もあるわけです。

とりあえず生徒自身に答えを考えてきてもらうわけですが、
たいてい「先生、何も思いつきません」って言われます。
これ、いちばん困るんですよね。

まあ、高校3年生ですから、
仮に自分が「ここは自信がある!」って思っていても、
それを口に出すには抵抗があるでしょうし、
人から見たら
「それほどでもないじゃん」って思われるのではないかという
恐怖心もあるでしょう。

仕方がないので、
まあ一緒に考えるわけですが、
生徒本人は思いつかないわけですから、
私の方が思う、
その生徒の素晴らしいところを言っていくわけです。

イケメン国語講師「あなたの長所はなんでしょう?」
悩んでいる生徒「特にありません」
イケメン国語講師「いやいや、何かあるでしょ」
悩んでいる生徒「思いつきません」
イケメン国語講師「じゃあ、私が思うあなたの長所を言いましょう」
悩んでいる生徒「お願いします」
イケメン国語講師「まず、努力家である」
悩んでいる生徒「なるべく楽して生きたいです」
イケメン国語講師「でも受験勉強、頑張ってたじゃないですか」
悩んでいる生徒「でも先生が思うほどはやっていないと思います」
イケメン国語講師「そういうことを今、カミングアウトしないでください」
悩んでいる生徒「すみません」
イケメン国語講師「あっ、あなたはすごく明るいですよね。周囲を明るくできるのでは?」
悩んでいる生徒「私、家ではけっこう暗いです」
イケメン国語講師「じゃあ、優しい。僕はあなたは優しい人だと思いますよ」
悩んでいる生徒「弟に意地悪したことがたびたびあります」
イケメン国語講師「眼鏡をかけている」
悩んでいる生徒「それって長所ですか?」

てな感じで、
生徒の方も照れがあるのでしょうが、
まあ、なかなか認めてくれないんですよね。

すでに面接練習を始めている人もいますが、
11月から新たに数人の面接練習を始めますので、
こういう作業の繰り返しになります。

そして実際に面接練習をする際、
知っている者同士の照れもあるので、
イケメン国語講師「まず、お名前と出身高校を仰ってください」
生徒「ククク・・・」
イケメン国語講師「どうしました?」
生徒「いや『先生知ってるでしょ』って思っちゃって」
というようなやり取りが繰り返されます。

なんやかんやで、
けっこう大変です。

コメント