雑感 334

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日から11月です。
えっ、もう11月!
そんな気分です。

昨日、私は
高1基礎国語講義
という授業があったんですが、
いや〜、高1生、
なかなか頑張ってくれてますね。
古文の回だったんですが、
まだまだ覚えるべきことはあるとはいえ、
これまでにやってきたことを活かしながら
得点すべきところは けっこう得点できていて
嬉しかったです。

これまでAIMでは
高2から国語の講座がスタートしていたんですが、
今年度から
開校以来はじめて高1から国語の講座をスタート。

そもそも高1から国語を受講する人がいるのか?
という不安もあったんですが、
予想よりもたくさんの人が受講してくれていて、
しかも中学時代は国語が苦手だったのに
高校から
模試で国語の成績を飛躍的に伸ばしてくれた人もいます。

これは国語の担当者としては
素直に嬉しい。

この調子で
受講している皆さんに頑張ってほしいですね。

私は国語教育、
つまり母国語教育は非常に重要だと思っています。
もちろん異言語の排除につながるような
そういう母国語教育には反対ですが、
我々の「思考」を形成するための母国語教育、
もっと力を入れていいのではないかと思います。

少なくとも今の英語教育と同じぐらい、
国語教育(母国語教育)には力を入れるべきでしょう。
我々にとって英語は母国語ではありません。
我々は「思考」を母国語で行なっています。
英語でコミュニケーションを取るべき場面でも
頭では日本語で「思考」し、
それを英作文して相手に伝えます。

その「思考」の部分が貧弱だと、
いくらキレイな英語で、また発音で、
相手に伝えたとしても
相手からの賞賛は得られません。

母国語、つまり日本語で
しっかりと ものごとを考える、
そのためには
日本語のハイレベルな使い手でなくてはならないわけです。

このグローバル化社会において英語教育は必須。
それは認めます。
でも、国語教育、もっと力を入れるべきではないでしょうか?

なんか主語の大きな話になっちゃいましたけど、
大学の教授に
「日本人学生よりも
中国からの留学生の方がちゃんとした日本語を使っている」
なんて言われるような、
そんな貧弱な国語教育しか行なわれていないことは
今後、大きな問題になってくるんじゃないかな〜と心配になります。

私は たまたま国語を担当しているわけですが、
日本の国語教育の一端を担う者としての自覚を持って
仕事に取り組んでいるつもりです。

来年の夏の参議院選に出馬するのか?

もちろん、出馬しませんけど、
国語教育については けっこう危機感を持っています。
高1から国語の講座を始めた理由も、
この危機感からです。

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