大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
現在AIMでは「冬期講習」の受講者を募集しているのですが、
次の講座については塾生だけで席が埋まりつつあります。
・高1ハイレベル英語
・高1基礎国語講義
・高2ハイレベル数学
・高2基礎国語講義
高1・高2はなるべく少人数で みっちり指導したいので、
定員を絞り込んでいる関係で
どうしても残席が少なくなります。
受講を考えておられる皆さんは
ぜひ早めに お問い合わせください。
高3の皆さんについては
ご兄弟や友だちなどの紹介で「どうしても」という方のみ
申し込んでいただけます。
ただし、
今年度は「特別講座」として
・高3国語 究極の記述対策
・高3国公立二次 小論文対策
を準備しています。
対策が遅れがちな
国公立二次試験の国語記述対策、
国公立二次試験の小論文対策、
これらについて、「添削」も含めて
徹底的に指導します。
いずれも定員は5名までとなってますので、
こちらもできるだけ早めに お問い合わせください。
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で、私は今日、
高1基礎国語講義
という講座の授業があるのですが、
この講座、残席が「3」となっています。
ちなみに
高2基礎国語講義
も残席は「3」となっています。
これまで国語は高2からの開講だったのですが、
今年度は高1から国語の講座を開講しています。
英語と数学はもともと高1から開講していたのですが、
現在の高校生の国語力に対しての危機感から、
今年度からは高1から国語もスタートとなりました。
なにはともあれ「国語」は
他教科にも必ず影響が出てしまう科目です。
国語が極端に苦手な高校生は、
英語の読解が出来なかったり、
共通テストの数学の長い問題文が理解できなかったりで、
文系・理系に限らず国語力は必須となります。
AIMの国語科四天王の一人と評される私が
3年間みっちりと国語を指導します。
冬期講習でも
・高1国語演習
・高2国語演習
という講座を準備しておりますので、
英語・数学だけに限らず、ぜひ国語の受講もご検討ください。
モブ的な教科と見られがちな国語。
でもとっても大事な国語。
ぜひ早くから手を打っておきましょう。
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私が学習塾で「国語」を教え始めたのは大学生の時です。
中学受験で有名な浜学園で、
アルバイト講師として国語を教え始めました。
時給が高かったので
浜学園で講師のバイトをしようと考えていたのですが、
最初は社会科での講師を考えていました。
採用試験は
1)ペーパーテスト
2)模擬授業
と2段階あるのですが、
その1の時に、
社会科の講師の希望者が集められた教室に教務の人が来て、
「国語科の講師が不足しているから
国語でもいいよって人は国語科のテストの教室に移動してください」
と言いました。
講師が不足しているなら合格しやすいだろうと思い、
国語科の講師の希望者が集められた教室に移動。
これが、私が「国語」という教科と関わるようになった経緯です。
ペーパーテストは1発で合格し、
1週間後に「模擬授業」を行なうのですが、
そもそも塾に通ったこともないので、
どんな授業をすればいいのか分かりません。
教務の人に聞くと、
・とにかく大きな声で喋れ
・生徒のひとりひとりと授業中に目を合わせながら喋れ
とアドバイスされました。
模擬授業というのは、
渡されたテキストを元に、
先輩講師の皆さんの前で授業をやるっていうやつです。
当日、
緊張のあまり声は裏返り、
授業中に誰とも目を合わせられず、
結果、さんざんな講評を聞かされ、不合格になりました。
それでも国語科は講師が足りなかったのか、
来週も模擬授業の試験をやるから
やる気があるなら来て、って言われました。
講評で「あなたは人前で話すのに向いていない」と言われたのに
もう1回呼ばれるって、よほど講師が足りていないだなあと思いました。
2回目の模擬授業も、
途中で授業を1回止められるぐらいヒドイ出来だったんですが、
そして講評では「ほんと、塾講師には向いていない」って言われたんですが、
なぜか合格しており、
塾講師に向いていない人を採用して大丈夫か?
と思いました。
なんか光るものがあったのかと思ったんですが、
のちのち聞いてみると
「いや、なんか可愛そうだから採用した」って言われ、
『あっ、やっぱり』って思いました。
採用者は5回ぐらい先輩講師の授業を見学して
レポートを提出します。
それが終わると「準講師」として実際に授業を担当することになります。
とはいえ、いわゆるテストの先生で、
復習テストをやらせ、
テスト後に10分ほど解説するって感じです。
そして「講師」になるためには
「講師登用試験」ってものを受けなくちゃならないんですが、
これがまた「模擬授業」なんですよね。
プロの講師の皆さんや
大学生の先輩講師の皆さんの前で授業をし、
その授業を見られて合否を判定されるわけです。
もともとコミュ障気味だったんですが、
まあ、やりましたよ模擬授業。
20分ほど授業をやらされるんですが、
私の場合、5分も経たないうちに
「はい、けっこうです」
って教務の人に言われて、
「評価するまでもなく不合格です」
って宣告されました。
それから7回ほどチャレンジし、
同期の人たちが全員合格してしまった中で
ひとりだけ合格できず。
その最大の原因が
・生徒と目を合わせられない
です。
いやいや、
ふつう目、合わせられます?
プロの講師の皆さんや
先輩大学生が10人ぐらい目の前にいるわけです。
その人たちがジッと見てくれるわけですよ。
照れる。
っていうより、怖い。
「きみは塾講師に向いていないから他のバイトを探しなさい」って毎回言われた。
でも学費とかを稼ぐ必要があったので、
時給の良い塾講師をやりたいわけです。
向いていないのは分かってるんですが、
すがりつくしかないわけで、
8回目の時に、
これまた お情けで合格させてもらえました。
そういう経験をして、
自分なりに いろいろ工夫して、
いまではAIMの国語科四天王のひとりと称されるほどになったわけです。
まあ、AIMの国語科、ひとりしかいないんですけど。
今でも思うんですが、
浜学園の皆さんが仰っていたとおり、
私は塾講師には向いていないんだと思います。
でもそれを自覚していたからこそ
いろいろと工夫もできたわけで。
1対1で話す時には目を合わせられるんですが、
集団が相手になると、怖くて目を合わせられないのは相変わらず。
それでも合格体験記に
・谷口先生の国語の授業を受けて、初めて国語で納得いく説明を聞くことができました
とか書いてくれるわけですから、
それなりに仕事は できているのだと思います。
四天王の ひとりですし。
で、ですね、
こういうことをこのブログで書くのも4回目ぐらいだと思うんですけど、
先日まで高1・高2塾生の「保護者面談」をやってたんですよね。
ある保護者の方との面談が終わって、
最後に保護者の方が「先生、ブログ、いっつも拝見してます」って言ってくださって、
デヘデヘって思ったんですが、
続けて「うちの子、授業中に何とか先生と目を合わせようと頑張ってるみたいです」って。
そういえば、その塾生からは、
授業中、いつも「圧」を感じます。
動物園の檻に「動物にエサを与えないでください」って書いてあったりしますよね。
それに倣って「谷口と目を合わせないでください」ってどっかに書いておきたいです。
目を合わせない理由は端的に、
照れるから
です。
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