雑感 352

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日は11月19日なんですが、
さっきカレンダーを見ていたら、
2学期の通常授業、
どの講座も残り2回とか3回なんですね。

AIMでは1学期と2学期は12回授業、
3学期は8回授業となります。

高3は3学期の通常授業がありませんので、
高3の授業は、どの講座も
もう残りが2回か3回しかないわけで。
徐々に通常授業の最終回が近づいているわけです。

まだ冬期講習とか直前特訓があるので、
完全に お別れってわけじゃないんですけど、
やっぱり ちょっぴり寂しさを感じます。

私は今日は「高3最高レベル国語」っていう
国公立大二次対策の国語の講座があるんですが、
毎週、国公立大二次試験の
現代文と古文の問題を解いていただき、
それを授業で解説するわけです。

本格的な記述問題ばかりなので、
予習する受講者も大変ですが、
2時間の授業で
きっちりと現代文1題と古文1題の解説をやりきるのも大変です。

授業後、解答用紙を回収して、
いつもの「添削」作業に入るんですが、
ご想像の通り、記述問題の「添削」って ほんとに大変。

設問1つずつについて、
点数を出すだけでなく、
どこがどうズレているのか、
なぜここは部分点が出ているのかなど、
詳細に説明を書き込みます。

いわゆる「通信添削業者」のやる「添削」よりも
間違いなく「質」の高い「添削」を行なっているはず。
その上、採点講評も付けます。
全体の平均点や優秀者、
設問ごとの平均点やら講評やらを書いていきます。
ここまでやって、やっと「添削」が終了するわけです。

そりゃ右手の指の形だって おかしくなります。

1学期と2学期、
ずっと受講者たちが作った記述答案を見てきたわけで、
4月の段階に比べて どれだけ記述力が上がっているかが一目瞭然。
ほんと、今年度の「高3最高レベル国語」の受講者の皆さんも
よく頑張ってくれたな〜と実感します。

国語の記述力を上げるには、
この「添削」作業が不可欠で、
受講者自身では国語の記述問題での自己採点は不可能です。
解説を聞いても、
自分の答案じゃどうしてダメなのか、
また似たようなことは書いているのにどうして部分点なのか、
そういうことは高3生には判断がつかない。

もしも採点できるだけの力量があるなら、
国語の受験勉強なんてしなくても大丈夫なんです。
もうね、授業が出来るレベルですよ。
だから私の方で細かい「添削」をするわけですね。

その「添削」が出来る機会も残りわずか。
年度の初めには、「今年も『添削』が大変だ〜!」って思って
気が重くなるんですが、
この時期になると、
逆にこの「添削」ができなくなることを
ちょっぴり寂しく感じてしまいます。

たぶん塾講師・予備校講師の経験のある方なら
分かっていただけると思うんですが、
高3はこの時期になると、
年度初めに比べると学力が格段に上がってるんですね。
で、同時に高2とか高1の講座も担当していると、
その格差に愕然としてしまうことが ほとんどです。

いま、私自身がその気持ちで、
現在の高2の国語の受講者が、
高3の時期に国語の記述力をここまで上げられているのか?
と不安になるわけです。

だから最近の「高2基礎国語講義」の授業時に、
けっこう厳しいことを言い始めたりするわけです。
毎週毎週、「添削」を通じて
高3との学力格差を感じてしまうんですよね。

まあ毎年のことなので
慣れてはいるんですけど、
やはり焦りは感じますね。
高2生はどこまで焦っていないのかもしれませんが、
私は焦りを感じます。

この冬、高1・高2生には、
現状の学力と、志望大学に必要な学力との乖離を実感してもらうとともに、
本格的な受験勉強を始めてもらうための「心構え」を説いていきたい。

そして高2については
来年に今ごろ、
それまでの「添削」と見比べて、
『めっさ記述力、上がってるやん!』
って私が思えるようにしたい。

冬は共通テスト直前でもあり、
高3生への指導も手が抜けないのですが、
高2生・高1生への、
よりモチベーションを上げたもらうための指導も同時に行なっていく。

今年の冬も頑張るぞっと。
センチメンタルな気持ちになりながらも、
そう決意している次第です。

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