雑感 386

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

さて、私、
今日から冬期講習の「高1国語演習」の講座を担当します。

他教科の冬期講習の講座は4日間ですが、
国語はすべて3日間。
その代わり1回の授業が長くなります。

どの学年の授業も
私、ちょー緊張するんですが、
高1の緊張感は格別ですね。
受験まで まだ少し間があるってことで、
そもそも「受験では・・・」って言っても響かないことが多い。

特に「国語」という教科においては、
ちょっと ナメられているところがあって、
1)勉強しなくても できる
2)勉強しても どうせ成績が上がらない
3)理系だから国語なんてやらなくてもいい
だいたい そんな感じ。

簡単に答えると、
1)現代文は その可能性はありますが、古文は大丈夫?
2)専門のコーチがついたら上げられるのでは?
3)共通テストの国語で失敗するほど悲惨なことはないのでは?
って感じ。

1)については高1レベルの模試の「現代文」とか「古文」、
かなり易しいです。
ちょっと言語感覚の鋭い子であれば、
簡単に点数が取れたりします。
ところが、高2、高3と進み、
文章や問題が難しくなると
手も足も出なくなるっていう子を たくさん見てきました。
国語、もうちょっと早く始めていてくれたら・・・・・・。

通常授業で国語を受講している高1の皆さんは、
上記のような点を自覚して
国語も真剣に勉強してくれてますが、
この冬期講習から
AIMで国語を受講してみようという外部生の皆さんには、
国語という教科についての概念が変わるような授業をしたいと、
そう思います。

今日から3日間、
予習してきた答案の添削も含めて
できることは すべてやりたい。

頑張ります。

共通テストが近づいて来て、
高3生は とても不安を感じているでしょう。

で、ですね。
この時期になると
パック(過去の共通テスト模試を集めたもの)などで
テスト演習をやりまくるって人、多いです。

もともと その教科の成績がそこそこ良い、
8割ぐらいは取れる、
そういう人にとっては
最後の調整としてパックで問題を解きまくるって戦法も正解。

でも、その教科が
5割、6割、あるいはそれ以下しか取れない人、
他にもやるべきことがあるのでは?

そう、いわゆる受験勉強です。

覚えるべきことを覚えたり、
苦手な分野を潰したり、
そういう地道な作業を続けるべき教科、ありませんか?

例えば共通テストの過去問題や模試の問題で「古文」が取れない。
そういう人がいくら問題をやりまくっても
点数は ちっとも伸びないですよ。
どうして取れないかの分析も必要ですが、
多くの人は けっきょく古文単語や古文文法の知識が足りていないはずです。
それらを詰め込み直したりして
それと並行して問題をやりまくれば点数は少しずつでも伸びていくわけです。

テストの問題を解いて、
丸付けして点数を出して、
「また今回も悪かった」
って思って、それで終わりだと、
どう考えても点数は上がっていかないですよね。
解いた問題の見直し、そして分析・反省も必要ですね。

あと、
当たり前のことですが、
例えば
今の時点で9割取れている数学を10割にするのと、
今の時点で6割しか取れていない日本史を8割にするのとでは、
どちらの方が効率がいいでしょう?

労力と効果、
そういうもののバランスを意識してほしい。

こういうことも考えながら
残り24日間を過ごしてほしいです。

で、国語についてですが、
得意な人が入試本番に限って足をすくわれることの最も多い教科です。
得意だから本番まで何もしない、なんてことのないように。
集中できない環境の中で問題を解いてみたり、
古文や漢文の暗記事項を再度確認したり、
それなりのことは やっておいてくださいね。

やるべきことが大量すぎて
何も考えずに目の前にあるものを片づけるだけ。
そうなってしまうと
うまくいくものも うまくいかなくなります。

体調に気を付けて、
最後まで正しく走り切ってください。

心から応援しています!

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