雑感 410

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

共通テストも終わり、
次は私立大の一般選抜に向けての戦いが始まっています。
国公立大だけを受験する人にとっては国公立大に向けての戦いですね。

共通テストについては、
例年通り、
想定よりも得点できた塾生、
想定通りに得点できた塾生、
想定の得点を割り込んだ塾生、
それぞれがいます。

前回のブログでも書きましたが、
あくまでも共通テストは通過点にすぎないわけで、
すぐに切り替えて次の試験に向かえるかどうかがポイント。
思ったほど得点できなかった人が落ち込む気持ちは分かりますが、
それ、次の試験に響きますよ。

ここまで来たら、
つまりやるだけのことをやったら、
あとはメンタル勝負。

・次こそ うまくやってやる!
・次も うまくやってやる!
と思って受験会場に来ている受験生と、
・もしかしたらダメかも・・・
と思って受験会場に来ている受験生がいたら、
当たり前のことですが、後者が不利になるのは当たり前。

特に記号選択式の問題においては この傾向は顕著で、
前者は
自信を持って答えを選ぶ、
分からない問題は適当にマークしておくってことが出来るのに対して、
後者は
自分の答えに自信がもてない、
だから時間がかかる、
分からない問題も自分だけが分からないのではと疑い、時間をかけてしまう。

やはり勝負はメンタルで決まるところがあります。
もちろん、
これまで何度も言ってきましたが、
『やれるだけのことはやった』と思えることが前提です。

この前提がないと、
「自信を持て!」
といくら言っても、自信の持ちようもない。
だって「もっとやっておけばよかった」と思ってるわけですから。

高1・高2の皆さんには特に言っておきたいのですが、
まず、受験当日をイメージしてください。
その時に『やれるだけのことはやった』と自信を持って思える、
そういう生活を送っていますか?

今の自分の日々を追い返して、
1日でも『もっと勉強できたのに』と思える日はないですか?
そう思ってしまうということは、
受験当日に『やれるだけのことはやった』と自信を持って思えなくなりますね。
論理的に考えれば そういうことになるわけです。

・部活が忙しいから今日は勉強はやめておこう
それだと部活を引退するまで勉強はしなくてもいいことになりますね。
で、部活引退後から、
つまり他の人たちが すでに だいぶ先を走っている時から勉強を始めても、
普通に考えれば ずいぶん不利になりますね。

ときどき「いや、先生、それは分かってるんですよ」という生徒がいます。
たいてい「分かっていても なかなかできないんですよ」と続きます。
一生、そうやって生きていくつもりですか?
やるべきだと思いながらやらない自分のままで生きていくつもりですか?
それがイヤなら、
部活でどれだけ忙しくても、ゲームの誘惑があっても、
やれる時にやるしかないのでは?

今、共通テストが終わって、
高1から目いっぱい頑張ってきて
共通テストで思ったほど点数が取れなかった塾生もいます。
それでも『二次試験で逆転してやる!』と強く思っています。
その子曰く、
「だってAIMで二次試験の対策をしっかりやってきたから」と。

もちろん逆転できるかどうかは分かりません。
でも その塾生がそう思えるのは、
二次試験に対して『やるべきことはやってきた』と思えるからです。

私が高1・高2の塾生に対して焦りを感じるのは
こういう高3生を見ているから。
そう、『やるだけのことはやった』って思える受験生は強いんです。
高1・高2の塾生の皆さんは、
受験当日に『やるだけのことはやった』と思えるかどうか、
そういうことを意識して、1日1日を大事に過ごしてほしい。

この共通テストの時期には
毎年この思いが強くなり、
高1・高2の塾生にはわりと厳しいことを言ってしまうんですが、
この時期だからこそ真摯に聞いてもらえると思うから言ってしまうわけで・・・・・・

高3(27期生)には もちろん頑張ってほしいし、
最後まで全力でバックアップしたいと思っているのですが、
高2(28期生)、高1(29期生)の皆さんも、
2年後、1年後の入試を見据えて、
そろそろ本気でやってもらいたいという思いが強いです。
本気でやろうとしている人を、周囲は絶対に応援してくれます。
少なくとも私は全力で応援します。

この気持ち、伝わってほしい。
もちろん高3(27期生)にも。

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