雑感 443

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日は23日の日曜日。
明日は24日の月曜日。
明後日が25日の火曜日。
そう、明後日が国公立大学の前期日程試験なんですよ。

とうとう国公立大の前期日程試験まで来ました。
国公立大志望の方の大部分が、
この日に照準を合わせて受験勉強してきたんですね。

その日が2月25日。
毎年2月25日。

AIMの国公立大志望の27期生も、
この日に照準を合わせて この1年間、頑張ってきました。

いま皆さんは
これまでの人生で最も勉強していることと思います。
2月25日まで突っ切ってくださいね。

応援してます。

ということで、
高2・高1の皆さんは
来年・再来年の2月25日には
国公立大の前期日程試験の日を迎えているわけです。

27期生の皆さんも言ってましたが、
高校生活の残り1年とか2年とかって あっという間ですよ。

その期間、
悔いのないように過ごしてください。

さて、私はいま
昨日の「高2基礎国語講義」の授業の分の添削を行なっています。
昨日は古文の問題をやったんですが、
添削していて感じるのは、
古文ってやっぱり「古文単語」「古文文法」の詰め込みが重要ってことですね。

共通テストではもちろん、
私立大の入試、
国公立大の二次試験、
いずれの場合も「古文単語」「古文文法」の詰め込みは必須。
それができていないと始まらない。

共通テストの古文なんて、
傍線中に出ている重要単語・重要文法事項が分かっても選択肢が2つ残り、
最後は文脈で決めざるを得ないなんて設問が、けっこうあります。

昨日の古文の問題はセンター試験の過去問題だったんですが、
高2だからか、まだ古文単語・古文文法で引っ掛かってるって答案が散見されます。

早めに古文単語・古文文法を頭に詰め込んでおこうね。
そしてそれで終わりだとは思わないでね。

最後は文脈で決めざるを得ない問題の場合、
それでも正解を取るには慣れが必要で、
問題演習を積み重ねる必要があります。

つまり、こういうことです。
古文単語・古文文法の暗記はやって当然。
しかしそこで終わるのではなく、
目指すべきは
①それらが文章中に出たときに分析の材料にできるようにすること、
②設問になったときにもそれらを活用できるようにすること、
③最終的に選択肢が2つ残る場合には文脈から正解を判断できるようにすること。

この①②③は
AIMの授業で行なえます。

英語でも同じだと思うのですが、
言語の習得において、単語や文法の詰め込みは必須なんです。
そこは避けて通れないわけですね。

単語の詰め込みは分かる。
でも文法って必要?

そうおっしゃる皆さん。

そりゃ3年ぐらい英語圏に済んでいたら
生きていくのに困らないぐらいの英語はマスターできます。
別に英文法なんて学ばなくても
自然と英語を書いたり話せたりするようになるでしょう。

じゃあ、3年 住んでみますか。
英語圏に。

それは無理ですよね。

では、どうするしかないかと言えば、
英語という言語の運用上のルール、
つまり英文法を学んで
正確に英語をいう言語を操れるようにするしかないわけですね。

英文を読む上でも、
英語で書く上でも、
英語を話す上でも、
英文法が基礎になります。
そこを押さえずして、英語の効率的な学習はできないわけですね。

ましてや古文。
「ちょっと3年ぐらい、平安時代に住んでみるわ」なんてできないでしょ。
効率よく、しかも正確に古文の文章が読めるようにするためにも
古文文法は必須なんです。

なんて力説しているんですが、
稀に、本当に稀に、
古文単語や古文文法なんて全く頭に入っていないのに
古文の文章を読解できるっていう生徒に出くわします。
いわゆる言語認知能力に優れた人で、
何となくの語感から単語の意味が類推できたり、
古文文法を知らなくても何となく文脈から類推できたりするわけです。

AIMを開校してから、
そういう生徒(全員女子)に3名 出会いました。
3名とも、英語もかなりできていたんですが、
国語、特に古文は突き抜けた学力を有していました。

添削をしていると、
「えっ、もしかして平安生まれ?」
って思うぐらい。
「もしかして名前に『式部』とか付いてる?」
って呟いちゃうぐらい。

そうでない皆さんは、
地道に古文単語や古文文法を覚えていこうね。

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