雑感 482

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日4月4日は春期講習の最終日です。
3月19日に始まった春期講習。
17日間、何とか無事に走り切れそうです。

そして4月10日から新年度1学期の通常授業開始。
新高1はまだ分かりませんが、
新高2・新高3の、春期講習を受講していた外部生も
全員が入塾してくれることになったので、
また新たなメンバーも加わってのスタートとなります。

新高1(30期生)、新高2(29期生)、新高3(28期生)。
どの学年の皆さんに対しても、
しっかりとした指導を行なっていきたいと思います。

AIMの28年目を立ち上げられたこと、
感謝したいです。

今年度も講師一同とともに、
がんばりたいと思います。

さて、新年度が始まるに当たって、
毎年、決意していることがあります。
特に「高3」に対するものなんですが、
・全員が第一志望の大学に合格できるように指導する
と、毎年 決意しています。

第一志望の大学は高3の途中で変わることもあるんですが、
大学入試時期における第一志望の大学に合格してほしい。
そのためにできる限りのバックアップをしたい。
そして塾生たちに
・AIMに通って良かった
と思ってもらえるように送り出したい。

どの塾の経営者もそう思っていると思うのですが、
私はAIMの開業時、
銀行から融資を受ける際に
その「決意」を含めて経営計画を銀行に提出したのですが、
面接された際に、担当者が言った言葉。

「谷口さん、高3だけで50名も生徒を集めて、
それで全員が第一志望に合格できるなんてことがあると思いますか?」

私は言った。

「少なくとも塾を経営する限り、
その目標を持って運営しないと意味がないんじゃないでしょうか」

それに対して、面接官は眼鏡をキラリと光らせながら言った。

「いや、目標や理想を語るのは勝手ですけど、
50名も高3がいたら やる気のない生徒もいるわけじゃないですか

そんな生徒にまで労力をかけているヒマがあると思いますか」

私も眼鏡をキラリと光らせながら言った。

「いや、わざわざ塾に通おうと決意して入塾するんですよ。
やる気がないわけ ないじゃないですか」

面接官は眼鏡と、眼鏡の奥の目をキラリと光らせながら言った。

「みんながみんな、そうとは限らないと思いますけどね。
谷口さんは理想を語りすぎてるんですよ。
経営者としては もっと現実を見てほしい」

私も眼鏡と、眼鏡の奥の目をキラリと光らせながら言った。

「生徒も大学合格という目標を持てるから頑張れるんですよね。
なら塾も目標とか理想がないと頑張れないと思いますけど」

面接官は眼鏡と、眼鏡の奥の目と、おでこの辺りをキラリと光らせながら言った。

「谷口さん、新規開業した学習塾の平均継続年数ってどれぐらいか知ってますか?
約3年ですよ、3年。理想だけじゃ やってられないんですよ」

私も眼鏡と、眼鏡の奥の目と、おでこの辺りをキラリと光らせながら言った。

「じゃあ、どうしろと?」

面接官は、いろいろと光らせながら言った。

「レポートを書き直してください」

私も、いろいろと光らせながら言った。

「そうします」

2週間後、再び面接。

面接官は眼鏡をキラリと光らせながら言った。

「谷口さん、前は高3を50名と見積もっていたところ、
40名に減らしてますけど、

『全員を第一志望に合格させる』ってところ、変わってませんね」

私も眼鏡をキラリと光らせながら言った。

「はい。40名なら いけると思って」

面接官は眼鏡と、眼鏡の奥の目をキラリと光らせながら言った。

「私が言いたいのはですね、その労力を、
上位大学に合格できそうな生徒に向ける施策は打てないかということなんです」

私も眼鏡と、眼鏡の奥の目をキラリと光らせながら言った。

「それって同じ費用を払ってるのに、
受けるサービスが人によって異なるってことですよね。
または特待制度を導入して、
受講費用を抑えている成績が優秀な人のサービスを厚くしろってことですね」

面接官は眼鏡と、眼鏡の奥の目と、おでこの辺りをキラリと光らせながら言った。

「西大寺という、それでなくても塾の多い場所で新規開業するなら、
綺麗事じゃなく、もっと現実的な経営を考えられた方がいいということです」

私も眼鏡と、眼鏡の奥の目と、おでこの辺りをキラリと光らせながら言った。

「勤めていた塾をやめてまで開業するんですよ。
私が運営するのは集団指導の塾ですが、
どんなに大変でも一人一人の生徒と個別指導レベルで関わりたいんです。
現実的にそれができると思うからレポートにそう書いているんです」

面接官は、いろいろと光らせながら言った。

「分かりました。検討します」

私も、いろいろと光らせながら、
まあ融資はしてもらえないだろうなと思いながら言った。

「ぜひご検討ください <(_ _)>」

結果、その銀行では融資は受けられないことになりました。
で、同時並行で融資をお願いしていた当時の国民金融公庫で
融資を受けられるようになりました。

まあ、そういう いきさつがあったために、
余計に私は「初心」にこだわるのかもしれません。

おそらく銀行からしたら、
もっと現実的な経営をしてほしいと思ったのでしょう。
または、
私のワンオペで そんなことができるはずがないと心配してくれたか。

どっちにしても、
27年間、この「初心」を忘れずにいたから
AIMを続けられているような気がします。

28年目、
・全員が第一志望の大学に合格できるように指導する
・AIMに通って良かったと思ってもらえるように頑張る
・集団指導だが個別指導レベルで生徒一人一人と関わる
という「初心」を忘れないように運営します。

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