雑感 496

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

1学期の通常授業が始まり、
早くも今は各講座が2講目に突入しています。

なんとか静かに立ち上がってくれたこと、
嬉しく思います。

AIIMを運営していて最も心配なのは、
毎年の生徒募集もそうなのですが、
それ以上に、
講習や学期の最初の週です。

昨年の1学期の立ち上げでは、
コロナ感染のために欠席する生徒もおり、
また、テキストの
・「はじめに」
の部分を読んでいなかったために
最初の課題をやり忘れてきた生徒、
間違った予習のやり方をしてきた生徒
などがけっこう多く、
担当の先生方から
私が こっぴどく叱られる、なんてこともありました。

けっこう怖かったです。
いや、マジで怖かった。
ストレス、マックス。
足の指、キュルン。

テキストを渡すとき、生徒には、
「テキストの『はじめに』の部分をよく読んでおいてね』
って伝えたんですが、
それを聞き流されたのか、
あえて聞き流したのか、
耳の調子が悪かったのか、
それは分かりませんが、
結果的に 生徒は ちゃんと読んでないのですから、
読ませられなかった私に責任がある。

中間管理職の悲哀。

って、お前、「塾長」じゃん!

そう思った皆さん。
それは正しい。

たしかに、私は「塾長」です。
堂々たる「塾長」です。

でも、権力という点でいえば
課長補佐級なんですよね。

たとえば、鬼瓦(おにがわら)権左衛門(ごんざえもん)先生から、
「テキスト配布時に、必ず『はじめに』を読んでから予習するようにお伝えください」
とお願いされるとします。

大手塾などでは
塾長 自らが塾生のひとりひとりに
受講講座の確認をしながらテキストを渡すなんてことはないでしょう。
事務の人とかが、その業務を担うはずです。

そうであれば、
私が鬼瓦先生に一方的に こっぴどく𠮟られるわけでもなく、
事務の者に責任を なすりつけるっていう逃げ道があるんです。

見ていきましょう。

鬼瓦先生「谷口先生、ちゃんと生徒には伝えてくれたんですか?」
谷口塾長「はあ、事務の者に伝えるように指示はしたんですけど」
鬼瓦先生「『はじめに』を読んでもいない生徒が6人もいましたよ」
谷口塾長「申し訳ありません。事務の者をこっぴどく𠮟っておきます」
って流れがあって、その後、私が事務の者を呼び、
谷口塾長「『はじめに』を読むように伝えましたか?」
事務「はい」
谷口塾長「でも読んできていない生徒がいたって鬼瓦権左衛門先生が えらくご立腹だ」
事務「ちゃんと伝えました!」
谷口塾長「念押しまでしましたか?」
事務「次から次へと生徒がテキストを取りに来るので そんなヒマがありません」
谷口塾長「ヒマは作るものです。たしか ソクラテス がそんなことを言ってました」
事務「塾長がブログで『忙しい〜!ああ忙しい〜!』っていっつも書いてますが、塾長が まずはヒマを作って業務環境を良くしてください」
谷口塾長「まっ、それはそれとして鬼瓦先生に ひとことお詫びを言って来なさい」
事務「いやです。塾長が いさぎよく『全て私の責任です』って言えばいいんですよ」
谷口塾長「そんなことしたら鬼瓦先生の怒りの炎に油を差すようなものだ。黒焦げになるぞ、私が」
事務「塾長はガリガリだから威厳がないんですよ。もっとマッチョになってください」
谷口塾長「マッチョになる前に、鬼瓦先生の怒りの炎に、私の肉が焼き尽くされるよ」
事務「じゃあ、もう生徒に注意して終わりでいいんじゃないですか?」
谷口塾長「いや、君に責任をなすりつけないと、私が鬼瓦先生にこっぴどく𠮟られたままで終わるじゃないか」
事務「自業自得です」
谷口塾長「・・・・・・」

ね、これなら私(塾長)が少しは救われるでしょ。
でもね、AIMには事務もいないから、
私がこっぴどく鬼瓦権左衛門先生に𠮟られて終わっちゃうんです。

って、救われてるのか?
私。

分かったこと。
1)どっちにしても私はこっぴどく𠮟られる運命にある
2)どっちにしても私がマッチョになるには手遅れだ
3)どっちにしても私は潔くない

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