雑感 521

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

さて、
昨日、「高3最高レベル国語」という
国公立大の二次対策の国語の授業があったんですが、
現代文の小説問題を扱ったんですよね。

文章は、黒井千次の『春の道標』。
黒井千次といえば、
2022年度の共通テスト国語、
その第2問で『庭の男』が出題されましたね。

で、『春の道標』なんですが、
昨日の出題部分は
高校生男子が
ツンデレな中学生女子に振り回されるって設定なんです。
つまり恋愛関係の話なわけです。

そして当然なのですが、
誰かを好きになった経験のない人に、
誰かを好きになった話を理解させるのは難しいわけで、
でも、大学入試の小説問題では
こういう恋愛関係の話は良く出てくるわけで、
例えば2000年度の大阪大学・文学部の
三島由紀夫の『白鳥』。
大阪大学・文学部は小説問題が必ず出題され、
あの固いイメージのある大阪大学なのに、
恋愛関係の小説問題が出ることが多い。

昨日の『春の道標』、
いま添削をしているんですが、
今年度の受講者は、なかなか出来がいいです。
心情理解が素晴らしい。

授業では
『このような男心を、今の女子高校生が理解してくれるか』
という不安を感じながら解説をしていたのですが、
そこまで不安を感じなくても良かったみたいです。

それにしても、
こういう恋愛関係の小説の解説は、
ほんと難しい。

昨日の授業中も、
耳から うっすら煙が出てたんじゃないかってぐらい、
脳をフル回転させながら解説していました。

今日は「高3私大KT国語」の授業なんですが、
こちらも今日は小説問題です。

でも、今日は恋愛関係の小説じゃなくて、
明治政府に期待する庄屋の話。
けっこう暗い話です。
これも、解説が難しいです。

2日連続で、
耳から煙が出るぐらい脳を働かせて解説するわけですが、
明日、私の脳は正常に機能するんでしょうか?

「作ってみた」のコーナー!

ホームページには あまりにもカラーが違って使えないんだけど、
こんなポスター作れたら面白いな〜って思いながら
昨日も、作ってみました。

高2の夏期講習のテーマは「巻き返し」。
高2の夏は、成績を爆上げできる最後のチャンス。
また、少々の遅れなら取り戻せる、最後のチャンス。
昨年の高2生も、何人かが「夏」で生まれ変わりました。

29期生(現高2)も続こう!

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