雑感 659

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

昨夜は「高2基礎国語講義」の授業があったんですが、
この講座、先週から教室を変更しています。

これまで使っていた教室3B(定員22名)が満席になったため、
AIMで最も大きな教室2A(定員30名)に変更して授業を行なっています。

この教室2Aでの授業、
ほんと久しぶりです。
コロナ禍では受講者が多くなりすぎないように
講座を分割したりして、
1講座あたりの受講人数を制限し、
よって2Aを使わずに教室を回せていました。

先週と今週「高2基礎国語講義」で2Aの授業を行なったんですが、
この教室も、ほぼ満席となっています。

やっぱり3学期から、
この「高2基礎国語講義」も分割する必要がありそうです。

この他、「高2ハイレベル英語」なども、
冬期講習あたりから
教室変更(2B→2A)が必要になりそうです。

とまあ、
冬期講習の募集も順調に進んでいるのですが、
前にもこのブログに書きましたように
年度の全塾生の上限人数を決めています。

基本的に
高1から高3まで、
合わせて80名まで。

それなら
塾生一人一人とみっちり対応できるし、
個別での保護者面談も継続して行なえます。

2026年度が始まる4月は大丈夫だと思いますが、
いまの塾生増加率から言うと、
夏期講習あたりからが危ないかも。

ところで、
昨夜の「高2基礎国語講義」、
記号選択式の現代文問題のテスト演習を行なったんですが、
いまデータを分析していて感じたのは、
今年度の高2生、
・けっこう出来る
ってことですね。

もちろん まだまだ荒削りの生徒も多いのですが、
磨けば光りそうな生徒が圧倒的に多い。

他教科の塾講師や予備校講師から、
「国語で そんなことが分かるの?」
を、これより3倍ぐらい汚い言葉で質問されることがあるんですが、
私は
「国語もきちんと分析すればそういうことも分かるんです」
と、これより5倍ぐらい汚い言葉で返すようにしています。

さすがにAIM開校後だけでも28年、
高校生の国語の授業を担当してきてるんです。
いわばプロなんです。

英語や数学と同様、
国語の場合、ちゃんと成績を上げる方法があるんですよ。

でも、その上げ方は、
人生を大学入試の国語指導に捧げている、
そんな私にしか見えてないんじゃないかと思います。

私はAIMの代表者でもあるんですが、
AIMの国語講師としての自分を
徹底的に磨きたいとも思っています。

グローバル化の進展に伴って
英語教育の重要性が叫ばれて久しいですが、
そんな風潮に一石を投じたい。

そもそも われわれ日本語ネイティヴは
日本語で思考し、日本語で会話しているわけですね。

で、アメリカ人から英語で、
「成功の秘訣は何ですか?」
って質問されて、美しい英語で
「頑張ることです」
って答えても、「へ〜」って言われて終わりです。

ふだんから深く思考していてこそ、
日本語ネイティブである限り、日本語で深く思考していてこそ、
英語圏の人と英語で会話するときに、
相手に「おおーーーって!」って思ってもらえる意見が言えるんですね。

アメリカ人から英語で、
「成功の秘訣は何ですか?」
って質問されて、まず頭の中で
『ああ、それ、考えたことある。
成功の秘訣、それは『成功するまでやめないこと』なんだよね〜』
と日本語で考え、
じゃあ、いっちょ「成功するまでやめないことです」って、
英語でドヤ顔で答えてみよう。
そういう過程を辿って
「Seikō no hiketsu wa seikō suru made yamenai kotodesu」
っていう、英語が出てくるわけです。
ここで始めて英作文の力が試されるわけですね。
でも、それは最後なんです。

「Seikō no hiketsu wa seikō suru made yamenai kotodesu」
って感じで、こんな流暢な英語で答えたら、
たぶんアメリカ人から
「アハ〜ン、それはミスター松下幸之助の言葉をパクりましたね」
って言われます。
そしたらまず日本語で、
『あっ、やべ、バレた。もっともらしい言い訳をしよう』
と瞬時に判断し、
『よっしゃ、アメリカンジョークで返そう』
と決め、美しい英語で、
「オホ〜ン、Anata no kyōyō o tameshitakatta no desu」
って臨機応変に答えたらいいわけで、
まあ、基本、頭では日本語で考えていることを英作文しているだけですね。

そう、大事なのは「日本語」の方なんです。
だから、国語、もっと大事にして〜。
国語の勉強にもっと力を入れて〜。
それはグローバル化社会だからこそなんだよ!

だれか私を文部科学大臣に推薦してくれないかな。
国連の事務総長でもいいけど。

秋です。
2年前、秋に奈良公園に紅葉を撮りに行きました。

今年は
11月の後半にまた撮りに行きたいと思っています。

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