大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
個人が開業する学習塾の営業年数は
平均してだいたい5年。
多くの塾は5年で閉鎖に追い込まれる。
前の年にうまくいったから
今年も同じようにやってたら大丈夫っていう甘え、
それが出てきたら塾は終りです。
これ、AIMの開校時に、
国民金融公庫(現「日本政策金融公庫」)でお金を借りるときに
担当者に言われた言葉です。
今から27年目前の話であり、
今では
多くの個人経営の学習塾は3年で閉鎖に追い込まれる
っていうのが実感です。
AIMのある奈良の西大寺近辺でも、
開業して5年ぐらい続いた個人経営の学習塾は
その後も長く続いていますが、
多くは3〜4年ぐらいで閉鎖に追い込まれている感があります。
AIMは今年度が開校27年目の年なんですが、
27年、重い数字です。
27年も続いているのは
塾生とその保護者の皆様に恵まれたっていうのが最大の理由。
これなくしてAIMの27年間はなかったと思っています。
心から感謝しています。
そしてもう一つの理由。
それが「変化」です。
開校時は今のビルの3階だけで営業していたのですが、
生徒の増加とともに2階にも教室を拡大し、
2階に入っている業者さんが事務所を閉めるたび
教室を増やしていきました。
今では2階と3階の全てがAIMの事務所・教室になっています。
教室が増えたおかげで指導教科や講座も増やすことができます。
教室数の関係で指導できなかった教科、細分化できなかった講座、
そうしたものを開講できるようになりました。
今年度からは高1の「国語」を開講しています。
ただし講座を増やすに当たって
講師も増やす必要があるのですが、
その際、最適の講師が見つかってから講座を開講。
見つからない場合は開校は翌年に持ち越しなんていう
我慢を強いられることもありました。
私が「この先生ならやってくださる」と思える人、
そういう講師の方が見つかれば開講です。
ずっと高1の「国語」を開講して担当したいと思っていました。
今年度、高1の「国語」の講座を開講できたのは、
デジタル機器の充実で私の業務の効率化が進み、
高1の「国語」の講座を開講できる余裕ができたからです。
そして、
どの講座もそうですが、
講座を担当している講師は、
私も含めて
・前の年と同じ授業
は行なっていません。
その年その年によって受講者は違いますし、
受講者のレベルも違います。
前の年に授業がうまくいったからといって
翌年も同じ授業をやっていたら
間違いなく授業は破綻します。
講師も引き出しを増やし、
1年1年成長しないと授業の質は落ちていきます。
同じ授業を何年も続けることで生じる
「ダレ」はないっていうことです。
それと、
・もっと塾生の満足度が上がる
と思えること、
・もっと塾生の成績が上がる
と思えること、
思いつくたびに
すべて企画化し実行してきました。
2年続けて全く同じ運営を行なったことはありません。
うまくいかない企画もありましたが、
そういう企画は翌年改善して実行するか、
あえて切り捨てて別な企画を考えるかして、
毎年「変化」、いや「進化」と言った方がいいと思いますが、
それを意識して運営しています。
そうやって27年間、
運営してきているわけですが、
28年目に向けて、
今からあれこれと考えはじめています。
もっともっと「進化」して
多くの高校生に「AIMに通って良かった」と思ってもらえる塾になりたい。
綺麗事に聞こえると思いますが、
私、本気です。
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