雑感 430

AIMの新ブログ

大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

今日で塾生たちの関関同立大の受験は一段落です。
国公立大前期日程に向けての添削が本格的に始まります。
そして、3学期の保護者面談。
今日はこれらで1日の仕事が埋まっています。

毎日毎日、毎年毎年、同じ仕事を27年間繰り返してきたわけです。
ふつう「慣れ」が出てくるものだと思うのですが、
なかなか「慣れ」ない。

AIMの開校当初、
3年ぐらいやれば4年目からは楽できると思っていたのですが、
ぜんぜん楽にならない。

当初は「仕事の要領が悪いのか」とも思っていたのですが、
そうではなかったんですよね。

考えてみれば、
塾というものにはリピーターがいないわけで、
毎年毎年、新しい塾生たちと接するわけです。

相手は物ではなく、人間です。
誰一人として同じ人間はいないわけで、
兄弟姉妹で来ていただいている場合でも
「兄姉と同じ指導を弟妹にもしておけばいい」
ってことはないわけです。

だから毎年毎年、
新たな発見があるし、
まったく同じような指導をしていてはうまくいかなかった可能性が高い。

ということで、
28年目も楽はできないと思っています。

製造業においても、
ある製品を27年間も何のアップデートもせずに作り続けても
時代に合わなくなったり、もっと良い製品が出てきたりして淘汰されますね。

まして塾の場合、相手は人間です。
塾生一人一人、
性格も志望大学も高校も家庭環境も異なる一人一人に
真摯に対応していこうとすると
当たり前ですが同じ対応では済まないわけです。

AIMは集団指導の塾ですが、
つまり授業においては受講者全員に同じ指導を行なうわけですが、
大事なのはそれ以外。
授業でさえも年によって解説の方法を変えたり、
テキストの問題を変えたりするわけですね。
それが授業以外での塾生一人一人への対応ということになると、
これは千差万別。

いま、保護者面談を行なっていますが、
保護者の皆様からお伝えいただいた各種情報を元に、
一人一人の塾生の皆さんへの対応を再考しています。

塾の仕事をやっていて、
これがいちばん悩ましい仕事なのですが、
これは「やりがい」でもあります。

塾生の一人一人、塾生の全員が、
「やるべきことは全部やった!」と思って入試当日を迎えられるよう、
アドバイスなどもしっかりやっていきたいと思います。

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