大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。
今日は3月11日です。
忘れもしない、あの東日本大震災のあった日です。
津波の映像、原子力発電所の水素爆発の映像。
正直、『日本、終わった』って思いました。
そして何もできない無力感に苛まれることになる。
まめにコンビニなどで募金はしていたのですが、
塾を運営している立場で役に立てることなど思いつかず、
できることといえば、
日常を、貴い日常を、感謝の念を持って過ごすこと、
1日も早く事態が収束してくれること、
東北の皆さんに1日も早く平穏な日常が戻ること、
祈るしかない無力感に、とことん精神がやられた。
1995年の阪神大震災。
すでに奈良県に住んでいたのですが、
地元が兵庫県の芦屋市だったため、
テレビの映像で、
通った小学校、中学校、高校、
中学時代の通学路、
高校時代の部活で走った場所、
そういったものを目にしました。
母が芦屋に住んでいたため、
死者の名前が夜通しテレビで流れ、
しかも徐々に増えていくのを、
眼をこらして見ていました。
阪急電車が西宮北口まで運転を再開した日、
奈良から芦屋に向かいました。
西宮から芦屋に向けて国道2号線を徒歩で歩き、
途中、多くの家屋やビルが倒壊しているのを目にし、
芦屋に着くまで絶望的な気持ちでいました。
母は無事に避難所に行き、
大阪にある妹の嫁ぎ先に移ったと聞き、
膝から力が抜けました。
生きている間に、
こんな天災は二度と経験しないだろうと
その時には思っていたのですが、
東日本大震災、熊本地震、今年の能登半島地震、
そして天災ではありませんが、
コロナのパンデッミック、ウクライナ紛争。
人生には本当にいろいろなことが起こります。
私たちはそれを記憶し、
そしてそれぞれの日常を淡々と過ごすしかないもどかしさを感じながら、
それでも前に進んでいかなくてはならないのでしょう。
ただただ祈りながら。
全世界の、理不尽とも思える事態を経験された皆さん、
心の傷が少しでもふさがり、
元通りとはいかないまでも、
少しでも平穏に過ごせる時間が再来しますように。
コメント