雑感 163

AIMの新ブログ

どもども。
大学受験フォーラムAIMの代表者の谷口裕亮です。

1年に2回か3回ぐらい、
奈良県や京都府以外の方から
お問い合わせをいただきます。

これまでは
三重県、和歌山県、愛知県、香川県の方から
・オンラインでの授業とか面談とかしていただけないんですか?
というお問い合わせをいただいています。

私自身は
対面授業にこだわりがあります。
面談もFace to Faceでやってこそ
伝わるものがあると考えています。

コロナ禍において、
多くの塾がオンライン授業に切り替え、
そのままオンライン授業を継続している塾も多いです。

オンラインではないですが、
塾に行って授業ビデオを見るという形式の塾も
多くなりました。
これも対面授業ではないんですよね。

コロナ禍のとき、
学校の授業はオンラインで出来るのだから
対面授業の需要はなくなっていくに違いない、
そういう識者の声もよく耳に入ってきました。

だから学校や塾の「箱物」の部分、
そういったものはいらなくなってくる。
だって対面で授業をする必要がないのだから。

例えば
大学も立派な校舎など必要なく、
オンラインの授業で全てが賄える。
であれば「設備費」「施設費」などというものを
徴収する必要がなくなる。

でも、本当にそうでしょうか?

コロナが落ち着いて、
その後も大学はオンライ授業だけを行なっているでしょうか?
立派な校舎はなくなったでしょうか?
大学生たちが求めていたのは
大学に行っての対面授業だったんじゃないでしょうか?
友人との直接の触れ合いだったんじゃないでしょうか?

コロナ禍の際、
多くのミュージシャンがYouTubeに
自身が自宅やスタジオで歌っている映像をアップしましたね。
また昔はレコード、
今はCDで聴いたり、
サブスクでダウンロードしたりして音楽を聴きますよね。

塾のオンライン授業とかビデオ授業というのは
そういう形態に近いものだと考えています。

好きなミュージシャンの楽曲を
家にいてCDで聴いたり、スマホにダウンロードして聴いたりする。
YouTubeにアップされているそのミュージシャンの楽曲を聴く。
こういう間接的な視聴方法が
オンライン授業やビデオ授業に近い形態のものだと思います。

で、思うんです。
好きなミュージシャンの「コンサート」って
なくなるんでしょうか?

生の演奏、生の声を聴きたい、
コンサートホールに行って、直接聴きたい、
そういう需要ってなくなるんでしょうか?

コンサートの醍醐味って、
その「生々しさ」にあると思うんです。
それとミュージシャンから直接伝わってくる「気」。
観客たちの「一体感」。

私もこれまでけっこうコンサートには行きましたが、
CDで聴くのとは違う、
スマホにダウンロードした曲を聴くのとも違う、
その迫力。

たぶんコンサートは なくならないと思います。
コンサートに行きたいと考える層は、
やはり一定数 存在するからです。

塾における対面授業というのは、
この「コンサート」に当たるもの。

観客、つまり生徒に伝わるのは、
講師の「熱」だったり、「気」であったり。
また受けている生徒同士の「つながり」を
感じられることもあるでしょう。

そうした「熱」や「気」を伝えたい、
そう考えるとやはり「対面授業」しかないんです。
そして面談もやはり対面でやりたい。

コロナ前のことですが、
三重県からお問い合わせいただいた方。
授業をスマホで撮影して送ってほしい。
同額の授業料を払いますから。
面談はiPhoneのFaceTimeを使ってやってほしい。
そういうご要望でした。

AIMではどうしてそれをしたくないのか、
これまで書いてきたような説明をし、
ご納得いただけたようで、
それなら通常授業に通うのは無理だから
夏期講習や冬期講習だけは近鉄の特急に乗って通わせます
と仰っていだいて、通っていただきました。

オンライン授業やビデオ授業がダメだ
なんて言うつもりはないです。
需要はあると思っていますし
あるどころか、
そちらの需要の方が多いかも知れないです。

でも私が運営しているAIMという塾では
やっぱり対面授業、対面での面談にこだわりたい。
そう考え、日々 対面での運営を行なっています。

対面授業というのは「コンサート」です。
講師の「気」「熱意」「迫力」、
そういったものを感じていただければ嬉しいです。
生徒同士も「一体感」を感じてほしいです。

共感いただける皆さんに
ぜひお越しいただければと思います。

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